シリーズ「虹の村」について

「虹の村」とは同タイトルで始めたマンガで、登場する人物たちが順に主人公になりながら同じ世界観の中で一つの話となっていく形式で描いていたシリーズです。格好よく言えば、主人公のいない群像劇という感じです。
主軸となる数人を中心に、そこから話を派生させていったため、サイト消滅終盤くらいには40~50人くらいの登場人物ができていました。

続きをこれから書くにあたって、以前のサイトでアップしていた内容についてこれから初めて目を通してくださる方用に、以下簡単に話の流れをあらすじとして説明していきたいと思います。

【はじまり~中盤くらい】
お話は、とある田舎の山奥にあるペンション「虹の村」にそれぞれの目的を持って集まった女性5人の生活から始まりました。「虹の村」とはとある大富豪「虹村塔子」が夫と死別したあと、思い出を残すため(という名目で)女性のみが入居・生活できる共同生活型のペンションを運営し始めたことからできたものです。
そこで集まった5人というのが「青田澄江」「桐山紫乃」「山吹夕」「深山緑」と管理人の「赤川紅子」でした。虹の村という名前に引っ掛けて、当初は全員に色に関する名前をつけようと考えてました。
それぞれが世俗を捨ててわざわざここでの生活を選んだ事情をお互いに話すうち、意外な接点があったり友情とか恋愛感情が芽生えたり…ということを話に描きたかったのですが、途中からそれぞれの過去の話を番外編として描き始めたあたりから物語は主線をはずれ、番外編の集まりのような編成へと変わっていきました。

【中盤前半~中盤後半】
生粋の女たらしキャラ(当初はバイという設定でしたが、話の中では女にしか手を出していません)「桐山紫乃」の番外として描いた「パレットナイフ」というお話が当時掲載していた中でも非常に好評で、以来この紫乃を中心に話が展開していくようになります。
ごく簡単に人間関係を説明すると
・桐山紫乃には由果理という姉がいる。
・由果理の恋人は小豆沢蛍子という小児科医。
・蛍子はかつての山吹夕の担当医
のように次々とつながっていく形で話が進んでいきます。
基本、女たらしの紫乃が手を出した相手がそれぞれにめぐりめぐってどこかとつながっているような感じでした。

【中盤後半~終盤まで】
中盤のエピソードに、ホステスをしていた由果理が水商売をやめて転職を考えていたとき、一時的に家出をしていた蛍子が紫乃の家におしかけるという話がありました。
そのとき、遊び半分に紫乃が付き合っていた相手で蛍子をライバルと間違えケンカを売った(その後その騒動をきっかけに由果理と蛍子は仲直りをすることになる)のが「遠海凪(とおみ なぎ)」というキャラで、これがのちに紫乃と同棲しながら付き合う相手に収まります。
凪定着後、それまで遊びほうけていた紫乃が家を購入する決心をし同棲を持ちかけます。そのあたりで若干話が所帯じみてきたのですが、そこへ紫乃の中学時代の恩師である「瓜生絵梨子」が登場します。
瓜生先生は紫乃にアートで生きる方法を教えた人で、同時に初体験の相手でもあります。(エピソード:「パープルタウン」)
偶然に再開後は凪との不思議な三角関係となって、紫乃はただの遊び人よりも不誠実なことをしてました。

また、瓜生先生の新しい職場の同僚には「仏ノ座芹」というアラフォー学芸員がいて、これまた長続きしない恋愛を続けていました山吹夕がこの人を好きになります。
芹には一卵性双生児の娘「寿(ことぶき)」と「司(つかさ)」がいて、この二人がまた二人でできていて、同居を始めた夕がそれに気づいたことでいろいろともめます。

【終盤~サイト消滅まで】
終盤になってメインとして登場したのが、由果理が料理の修業に行った伝説の料理人「羽生朱鷺子」の娘で後継者の「羽生蓬」です。
羽生朱鷺子は作中には直接登場しませんが設定では、かなり若いときから数々の料理伝説を作ってきた人で、ある時期から世間から姿を消し、後継者の育成を始めたことになっています。最初は自然に生んだ自分の娘(谷折千鶴)などに候補を絞っていたのが天才故に妥協ができず、最後の手段として人工的に受精させて作った子供が蓬になります。実は弟子入りした由果理のことを相当気に入っていたのですが、本人が世界を回ることを望まなかったので当初の予定通り蓬に期待することにしたという裏設定もあります。
突然山奥の偏狭から都会に修行と称して送りつけられてきた蓬が、先輩である由果理やお互いそうだと知ったばかりの姉の千鶴と交流を深めつつ、能天気な自由人モデルの「平賀サミ」に好かれながら成長していくことで少し話が続きました。

【サイト消滅直前くらい】
そのあと、登場人物の平均年齢を若返らそうとして「三俣夏玖羅(みつまた かぐら」、「黒姫愛」、「遠海風」(凪のいとこ)、というティーンのミュージシャンの卵が登場してきました。
が、主要な登場人物たちの代替わりというところまではいかずこのあたりで突然話が切れてしまったのでした。


ここまで説明を書いてもまだ細部にあれこれあったようであり、とにかくむちゃくちゃたくさん話がありましたので、興味がありましたらゆっくり目を通していただければと思います。